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伝えたいことを柔らかく伝えるには 心がけたい「クッション言葉」

伝えたいことを柔らかく伝えるには
心がけたい「クッション言葉」

年末年始は、様々なイベントへのお誘いが増えるかもしれませんが、参加が難しいときもあるでしょう。お断りするときは「クッション言葉」を使うと、柔らかな印象を与えることができます。

「クッション言葉」とは

「クッション言葉」とは、そのまま伝えるときつい印象になってしまいそうな内容に添えて印象を柔らかくする、文字通り「クッション」の役割を果たす言葉です。言いにくいことをマイルドにできたり、相手への気遣いを伝えられたりするので、コミュニケーションを円滑にするのに役立ちます。

「クッション言葉」の使用例

「クッション言葉」は様々な場面で使うことができます。以下にいくつか例を挙げます。

(1)飲み会のお誘いを断るとき

飲み会へのお誘いは、あなたと親睦を深めたいという気持ちの表れかもしれません。それを「無理です」等とそっけなく断ってしまうと、そうした気持ちごと否定されたように受け取られてしまうことがあります。誘いを断るクッション言葉には「せっかくのお誘いですが…」「あいにくですが…」等があります。
「ありがとうございます。せっかくですが、その日は予定があって参加できません。楽しいお時間をお過ごしください」等と伝えると、柔らかく丁寧に断ることができ、気遣いも伝わります。

(2)相手と違う意見を伝えるとき

相手と異なる意見を口にするのは気が引けて、つい自分の考えを引っ込めていませんか。しかし、仕事では、様々な角度からの意見が必要なこともあります。
前置きなしに反論から入るのではなく、「差し出がましいようですが…」「仰ることはもっともなのですが…」等と添えることで、無遠慮な印象を和らげるとともに、相手を攻撃する意思がないことを示せます。

(3)提出物を催促するとき

全員が対象の書類やアンケート等の提出物は、期日までに提出するのが社会人としての基本ルールです。そのため、期日を過ぎた人に提出を促すのは大切です。けれども、家庭の事情で不在にしていたり、緊急度が高い業務に追われていたりと、相手にも何らかの事情があったかもしれません。そんなときに「早く提出してください!」等と、直接的な言い方で提出を迫ると、相手は一方的に責められたように感じてしまうことがあります。また、相手が目上の方であれば、催促の言葉をかけるのに気後れしてしまうこともあるでしょう。
このようなときは、「お忙しいところ恐縮ですが、提出物のご状況はいかがでしょうか」といった、相手の状況を気遣う言葉から始めるのがおすすめです。こうした言い回しなら、相手への配慮も自然に伝わります。

使い過ぎには注意

クッション言葉は便利である一方、使い過ぎると回りくどくなり、何が言いたいのかがわかりにくくなることもあります。また、相手との関係性によってはへりくだり過ぎている印象になり、慇懃無礼だと受け取られかねません。適切な場面で、相手や状況に合わせて柔軟に活用しつつ、使い過ぎには気を付けるようにしましょう。

クッション言葉は、例に挙げた限りではありません。実際に使った経験を重ねていくと、自分にあった言い回しや自然な使い方が身に付いてくるはずです。無理に多用する必要はありませんが、上手に活用して、円滑なコミュニケーションを目指しましょう。

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