研究用語辞典

イオン交換水とは

化学系

最終更新日:2023.07.03

シェアする:

  • X(旧Twitter)で共有する
  • Facebookで共有する
  • LINEで共有する
  • リンクをコピーする

イオン交換水とは

水道水にはいくつもの不純物が含まれているため、化学実験等でそれを直接使用すると、その不純物の影響により誤差が生じてしまいます。そこで、水道水に含まれる不純物を取り除く必要があり、その際に使用されるのがイオン交換樹脂です。これは、溶液中のイオン性不純物と樹脂内のイオンとを交換するもので、この樹脂によって不純物が取り除かれます。この取り除かれた水をイオン交換水と呼びます。(参考:実験で用いる水

原理(食塩水の場合)

食塩水をイオン交換樹脂に流した場合、以下の様にして純水が生成されます。

原理(食塩水の場合)

食塩水NaClを陽イオン交換樹脂に入れると、溶液中のNa+と樹脂中のH+とが交換されて塩酸HClになります。これを陰イオン交換樹脂に入れると溶液中のCl-と樹脂中のOH-が交換されて水H2Oとなります。

関連サイト

新卒学生の方はこちら

WDBエウレカ社 採用サイト

求職者の方はこちら

WDB.com

法人の方はこちら

doconico