メタンハイドレートとは
メタンを中心にして周囲を水分子がかご状の構造を作って囲んだ形になっている固体結晶です。
低温かつ高圧の条件下で、水分子は立体のかご状の構造を作り、内部の隙間にメタン分子が入り込み結晶になっています。見た目は氷状ですがメタンが燃えるため、「燃える氷」と呼ばれます。低温高圧の条件下で存在するためメタンハイドレートは、自身の体積の中に約160-170倍のメタンガスを含んでいます。
注目の資源
メタンハイドレートは低温高圧の条件下で存在するため、永久凍土の下部や深度500m以深の深海地層中に存在しています。日本周辺では、四国沖や十勝・日高沖等に存在していると推定されており、自国で産出可能なエネルギー資源として注目されています。
日本近海に存在しているメタンハイドレートは、およそ東京ドーム約600万杯分(7兆4000億立方メートル)と推定されています。
これは日本の天然ガス使用量の100年分以上にも相当し、有効な採取方法が開発が期待されています。

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