金属錯体とは
金属原子、または金属イオンを中心に、配位子(L)と称する原子あるいは分子団が結合した化合物の総称。多くの場合、可視光を吸収するため、色を呈する。

錯体の例
- 血中の赤血球中に存在するヘモグロビンは、グロビン蛋白質に鉄(Ⅱ)のポルフィリン錯体(ヘム鉄)が4個結合したものである。血が赤いのは、ヘムが赤色を呈する化合物だからである。
- ビタミンB12はコバルト(Ⅰ)の金属錯体である。赤色を呈する化合物である。
- 2010年にノーベル化学賞を受賞したパデュー大学の根岸英一氏が考案した根岸カップリングは、0価のパラジウム(あるいはニッケル)の錯体を触媒として用いる触媒反応である。
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