研究用語辞典

キラリティとは

化学系

最終更新日:2023.07.11

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キラリティとは

キラリティは物質の特性を表す重要な概念です。
分子は形状によって、回転の自由度があります。回転自由度とは、分子が空間内で自由に回転できる性質です。
キラリティは回映軸対称性と鏡像対称性に関係しています。
回映軸対称性とは、分子の中心に回転軸が存在し、その回転軸を中心に180度回転すると元の分子と重なる特性を指します。この場合、分子は回転しても同じ形状を維持します。
鏡像対称性は、分子が鏡像面を持ち、その面に対称的に配置された原子や官能基を含む場合を指します。この場合、分子は鏡像面を中心に反転しても同じ形状を維持します。
キラリティが生じるのは、回映軸対称性や鏡像対称性を持たない場合です。例えば、左右に非対称な分子の場合、その分子とその鏡像は異なる形状になります。このような分子をキラル分子と呼びます。
キラリティは、生物学や化学反応において重要な役割を果たします。キラル分子は光学活性と呼ばれる性質を持ち、光の偏光面を回転させることができます。また、薬物や医薬品の効果にも影響を与えることがあります。

例1

キラリティとは例1

例2

キラリティとは例2

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